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アクセル住吉VS吉野修一郎 試合直前。

二試合前から拳を痛めている住吉。

カットマンの宮地さんが今回来られない山口さんに代わって責任重大なバンテージを必死に覚えて巻いてくれた。

 

今回はメインイベンターの為、個室の控え室が与えられているのでアップ場所を気にする必要がない。

 

 

調子はいつもどおり。

 

 

いつもどおりが一番。

 

皆には控え室から出てもらって、心を整える時間を作った。

 

 

「今からの30分間(10ラウンド)、どんなに苦しくても信じ耐え抜く覚悟を決めました」

 

 

と、住吉は言った。

 

 

幾多の強敵と戦い続けて培ってきた住吉のメンタルの強さをここでも強く感じられた。

 

心を整え、いざリングへ。

 

 

手ミットで最後の確認。

 

 

住吉の心に一抹の迷いを感じたので、

 

 

「気合い入れるか?」と・・

 

 

 

そして僕は魂を込めて言った。

 

 


勝つ!!」

 

 

 

声を失ったかのように間が空いて住吉も・・

 

 

 

 

「勝つ!!」

 

 

 

これには理由があった。

 

 

 

無敗のチャンピオンと住吉。

 

 

 

以前のままの住吉だと勝ち目は薄い。

 

 

 

だから「勝ちへの執着を手放せ」と言い続けてきた。

 

 

 

執念や覚悟だけで勝てるほど吉野選手は甘くない。

 

 

 

「無我、無心」心穏やかに考えず感じる境地へ。

 

 

 

だけど、今。

 

 

 

住吉のかすかな迷いを絶つ為に放った言葉に住吉は驚いた。

 

恒例の円陣を組んで、

 

 

 

「後楽園ホールに勇気と感動!!行くぞ!!」

 

 

おおーーーー!!

 

 

 

やってきた事や仲間を信じて今できる事をやるだけ。

 

 

アクセルは皆の為に。皆はアクセルの為に。

 

 

勝つ為の最善を尽くす!

 

場内にアクセル住吉の入場曲が長く長く鳴り続ける中、遂に入場!

 

 

住吉が応援者たちのタッチに応えながらの入場はこれがはじめてだった。

 

 

魂に火を着けて…

 

 

多くの仲間の声援を受けて…

 

 

関門のとらふぐアクセル住吉リングイン!!

 

 

 

 

チャンピオンの入場時も僕らはずっと応援に来てくれた皆さんの顔を一人ずつ見ていた。

 

 

いつも下関で応援してくれている人達が120人以上ここ後楽園ホールにいるという不思議な感覚と感謝。

 

 

胸が熱くなってくる感情を受け止め手放した。

 

チャンピオンベルトが目に入り、一瞬「欲しい」と思ったが、その気持ちも冷静に戦う為に受け止めてすぐに手放した。

 

 

 いよいよ吉野選手と対峙。

 

 

大切な1ラウンド。

 

必ず僕が言うのは「集中!」。

 

まだ相手のパンチや距離に慣れていないこの1ラウンドにダウンやKOは起こりやすい。

 

慎重に、だけど、チャンピオンのホームであるアウェイなので1ラウンドから取りにいくという難しいミッションに住吉は挑む!

 

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カテゴリ:関門JAPANボクシングジム | 04:32 | comments(0) | - | - | - |
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