「関たこ」を思いついたのは、昨年の年末の事でした。
元ジム会員の和也が門司駅近くにたこ焼き屋を開き、「会長!食べに来てください」と電話がありました。
「わかったー 近ぢか行くわ」と。
お店の広さは2坪ぐらいでしたが、彼の焼くたこ焼きは僕がいつも食べていたたこ焼きより、ずいぶん美味しかったので、これは!と思いました。
それは、前々からジム一階の倉庫として使っている場所で、いつか何かしてみたいと思っている2.5坪ぐらいの場所があったからです。
関門JAPANボクシングジムが「たこ焼き屋」営業に踏み切る為にまずは三つの課題がありました。
・倉庫として借りている場所なので大家さんの営業許可はもらえるか?
・現在倉庫の中にある荷物を置く場所は見つかるか?
・選手達は賛同するか?
大家さんの許可を頂き、会員の方に荷物の置き場所も提供してもらえ、選手らも賛同してくれました。
「風は吹いている」と思いました。
また、関門JAPANボクシングジムが「たこ焼き屋」を営む理念や理由をもう一度考えました。
・関門JAPANボクシングジムや選手らをもっと身近に感じてもらう。
・楽しいお店でパワースポットとなり下関を元気に。
・こだわりのおいしいたこ焼きを提供し、皆様を幸せに。
・選手達の働く環境を作り、強化二部練習を行う。
・選手らとの絆を深める。
将来を心配し、ボクシングに専念できない選手達に、ボクシングから学んだ事は他の事にも通用する事を証明したいという思いもありました。
こうして、僕のたこ焼き屋めぐりの旅が始まりました。笑
下関、門司、小倉、遠いときは福岡まで行ってたこ焼きを食べました。
それに伴い、いろんな人に話を聞きました。
はじめての飲食業。わからない事ばかり。知らない事は聞けばいい。調べればいい。勉強しかありません。
飲食歴20年の親友ごっちゃんの協力を得て、たこ焼きの試作が始まりました。
たこ焼き機を購入し、初試作。
市販のたこ焼き粉で簡単にそこそこおいしいたこ焼きは出来ました。
しかし、その程度でお客様にお出しする訳にはいきません!
ボクシングと同じ。思いを、情熱を、込めた分だけ伝わります。
フィーバー真木とチャンス望月も練習開始!
真っ黒け。笑
料理センスの高いフィーバー真木。
たこ焼き器の購入に続き、小倉の「テンポス」で厨房機材を購入していき、いつも世話になっている友達のつっちゃん(大工)に店づくりを頼みました。
多くのたこ焼きを食べ歩き、関門JAPANで作るたこ焼きの方向性が見えてきました。
粉の配合、だし、ソース、たこ、鰹節やトッピングなど、多くの情報を集めて試していきました。
一番大変だったのが粉の配合と焼き方です。
他にはない外カリっ中とろっとろ。しかも冷えても旨い。そんなたこ焼きにする為にごっちゃんと嫌になる程試行錯誤しました。
そして!「○○にしてみようや!」と最後の一手を試したとき・・
僕らのたこ焼きは完成しました!
たこ焼きの試作と同時に、ロゴ作り、看板やたこ焼きの写真撮りなども進めていました。
まずは名前が関門たこ焼き「関たこjapan」と決まり、ロゴが完成!
これも三和印刷のデザイナーさんと何度もやり取りして情熱を注ぎました。
次に看板。これも、他の看板をいろいろと参考に、考えられるあらゆるパターンを作り、その中から選び抜いて完成!
写真撮影はムラオカ写真館。
外カリっ中とっろとろの特製ソース味。
食欲そそる香りがたまらない、にんにく醤油味。
たこ焼きの生地に練り込まれたマル秘だしを味わうなら、岩塩味。
天井にも手を抜かず杉の板を貼りました。
モニターも付きました。
関たこが完成し、一番のファンはサクちゃんでした。(^^)
お店に来られた方が少しでも元気になるように照明を増やして店内を明るくしました。
この換気扇の設置法にかなり悩んだのも思い出です。
この数か月は休みの日もたこ焼きの備品や食材の買い物ばかりしていました。
オープン前夜に最後の看板が取り付けられ・・
お店はとりあえず完成!
最後にもう一度練習して・・
深夜までミーティング。
関たこは非常に焼き方が難しいので、一人で大量に焼く事ができません。
外カリっ中とっとろのデリケートなたこ焼きです。
最後にみんなでそれぞれの写真に「元気になる言葉」を書きました。
それを店内に貼りました。
楽しい写真もたくさん。
こうして約10カ月間の準備を経て、H28年10月2日に勇気と感動の関門JAPANボクシングジムが営む「関たこjapan」がオープン致しました。
おいしいたこ焼きと楽しいお店で下関をもっと元気に!!
人生は挑戦!人生は実験!!勝負する奴は面白い!!
皆様のご来店お待ちしております!!
tysテレビ山口でも流れた関たこCMはこちら